シンメという文化とそれに萌えを見出す女たち
あたしあなたと知り合うまで何をして生きてきたんだろうか
忘れてしまいそうなくらい
という歌に共感してしまうぐらい持て余してるんだけど、無趣味な私は別に特にこれと言って何もしてなかったんだと思う。
さてジャニーズ(及びファン)は非常に独特な文化を持っているとよく言われますね。
例えば誰のファンかを述べるときに「担当」って言葉を使ってみたり
やたらと漢字でいろんなものを表したがったり
団扇でコンサートの際にタレントとコミュニケーションを取ってみたり(ほかでもやってたりするのかな?聞いたことないけど)
その中の一つに「シンメ」があったりします。
友人にハロプロのファンがいるのでシンメっていうのがあるのか聞いてみたところそんなものは存在しないといっていました。
シンメって元々の意味はシンメトリーで左右対称に踊る人のことを指してるんだけど。
先輩のバックについた時に先輩をセンターに見立ててそこに左右対称でついてるっていうだけで。
でもシンメってきっと一緒にレッスンしたり、怒られたり、悔しい思いしたりして一緒に大きくなっていくところがファンから見ても堪らないんだろうなと想像。
その二人で並んだときにしか出せない空気感であったり、同等の人気実力があるがゆえの美しいライバル関係であったり。
私自身はあまりシンメっていうくくりで見たことがない(山Pが好きだったけど、私が見始めたころにはもうかなりソロで目立っていて、やまとまのシンメで見ることは少なかった気が…。欲望のレインぐらいかな?)のであんまりシンメ萌えってしたことはないのだけれど、それに大きな意味を見出す人の気持ちはよくわかる。
ただキスマイには私の…いや私たちの興味を引くシンメが存在した。
ご存じニカ千。
二人は年齢も同じ、身長も同じっていう完璧なシンメ。
そしてなにより我々の興味を引くのは二人の仲の良さ。
「最終的には二階堂と一つになりたい」ってなんだよ。
文学研究してる人とかに見られたら、あらぬこと言われちゃうやつだぞ。
そんな彼らの関係性についてある日友人と話題に上ったことがあった。
数か月前までジャニーズのJの字も興味がなかった友人に
「シンメ」という言葉を覚えさせたうえ萌えまで感じさせるなんて。
恐るべしニカ千。
私はさらに彼女との会話を続けた。
`;:゙`;:゙;`(;゚;ж;゚; )ブッ
まさかの
予想外すぎるぐりぐら
それでもぐりぐら
確かにぐりとぐらの間にほかのネズミがいることなんて想像できない。
大きさだって雰囲気だっておんなじだ。こんな身近なところにシンメがいたとは。
そして想像すればするほど、この二人に対していただいている感情をこれほど忠実に的確に具体化できるのはぐりとぐらしかいないことに気付く。
もう彼女のセンスに脱帽だ。
お風呂に向かい合って入っていたエピソードも愛おしいし、キスマイチョイスのたびにお互いの発言に共感しあってる姿も壊してしまいたいという倒錯した感情を抱かせるほど可愛らしい。
ただ今年25歳になる男がやっていると思うと萎えるのである
こんな奇跡のような二人に歌いたい
「もし神様がいるのならどうか二人はなさないで」*1
大人になってグループ内の関係性が少しずつ変わってきても、二人でいるときだけは少年性を喪わずにいてほしいと願ってしまう勝手なファン心をどうか汲んでもらえれば嬉しい。